変わって18日にはご夫妻自ら、福島県を訪問され、福島県の方々を直接握手し、励まし、津波被害を受けた場所で祈りをささげられました。外務省のHPによりますと、ブータン王国は
1.面積
約38,394平方キロメートル(九州とほぼ同じ)2.人口
約69.6万人(ブータン政府資料2010年)3.首都
ティンプー(Thimphu)4.民族
チベット系(約80%)、ネパール系(約20%)等5.言語
ゾンカ語(公用語)等6.宗教
チベット系仏教、ヒンドゥー教等7.略史
17世紀、この地域に移住したチベットの高僧ガワン・ナムゲルが、各地に割拠する群雄を征服し、ほぼ現在の国土に相当する地域で聖俗界の実権を掌握。19世紀末に至り東部トンサ郡の豪族ウゲン・ワンチュクが支配的郡長として台頭し、1907年、同ウゲン・ワンチュクがラマ僧や住民に推され初代の世襲藩王に就任、現王国の基礎を確立。第4代国王は、1972年に16歳で即位。第4代国王の下で、国の近代化と民主化に向けた粘り強い取組が行われてきた。現国王(第5代目)に、2006年12月王位継承。
(引用終わり)
となっており、非常に人口も少なく、小さい国である一方で、近年の民主化、国民総幸福量等で注目を集めている国でもあります。私が特に思うのは、もし日本で科学技術や工業設備が無くなったらいったい何が残るのだろうかという不安です。ブータンが日本に学ぶべき、近代化や高度な科学技術・学問がある一方で、われわれ日本人はブータンからも、学ぶべき精神性や文化があると思うのです。それを今回の国王ご夫妻の日本訪問でとても強く感じました。ブータン国王はブータンの良きスポークスマンであり、ある意味では広告塔とすらいえる存在でもあります。経済や軍事でのしがらみがあまりない国だからこそ、これを機会に国家関係や絆といったものについて考えてみたいと思います。ちなみに今日は京都・金閣を訪問されたということです。
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